マルタ島留学日記

2017年4月~8月:マルタ留学。最近はドラァグクイーンにお熱。

虫歯治療「詰め物」を自費負担のセラミックにするのかどうか問題 インレー治療中に歯医者を乗り換えた話(前半)

みなさまこんにちは。シシーです。

突然ですが、わたし、虫歯がありました。もう過去形です。

20代前半までは虫歯がまったくない歯で、どちらかというと歯槽膿漏になりそうな歯茎でした。

歯のクリーニングは思い出したころに行っていたのですが、マルタ留学直前のクリーニングで「小さい虫歯があります。今から半年留学されるとのことなので、時間もないし半年くらいならまだ大丈夫だから、帰国したら治療を進めましょう」と言われたものの、痛みとかまったくなかったし、虫歯治療なんて乳歯のころの記憶もないから怖いしで、帰国してから1年くらい治療せずにいました。

 

ただ、痛みはないけど、確実に穴が広がっているようで、食後は必ず歯にものが詰まるように。しかも左右。

これはまずいかも、と意を決して、クリーニングに通っていた地元の歯医者ではなく、職場に近い都心の歯医者を予約。口コミとかもチェックして、ここなら大丈夫そうという歯科医院Aを探しました。

 

歯科医院Aは、院長の他にも先生がいる大きな歯医者さんで、内装もとにかく綺麗でおしゃれ。ハロウィンの時期だったので、本格的なハロウィンのデコレーションがしてありました。各診察台にテレビとファッション誌があって、待ち時間とかに読める。

当日、まずはレントゲンを撮影して衛生士さんの説明を聞く。どうやら左右2ヶ所ずつ、歯の間に虫歯ができているよう。

次は詰め物の説明。「銀歯は保険適用、セラミックは自費治療です。」各詰め物のメリットとかデメリットももちろん説明してもらいました。そこが気になる人はググってね。

 

「シシーさんの場合、4本詰め物が必要なので、3万8000円×4で15万2000円。ここに消費税がかかってきます」と、電卓を見せられる・・・

セラミックってこんな高いんだ・・・知らなかった・・・もっと歯を大事にすればよかった・・・

 

16万あれば、ヨーロッパに行けるじゃん・・・ていうか、月給の半分以上じゃん・・・

 

いろいろな後悔が頭の中を巡りましたが、後の祭り。奥歯の方とはいえ、銀歯は審美的にも嫌だし、デメリットも大きい。じゃあセラミックにするしかない。(奥を銀歯にして手前はセラミックという方法なども教えてもらいましたが、そんなん・・・)

「わかりました。セラミックでお願いします」「はい。じゃあ型どりしますので、少々お待ちくださいね」

 

そこから再度考えること3分ほど

「すみません、やっぱり一旦考えさせてください!」

 

受付で次回の予約を聞かれたものの、「仕事のスケジュールが分り次第連絡します」と返事をして、歯科医院Aを後にしました。

 

ここからインターネッツで「セラミック 価格」「保険治療 白い詰め物」などをひたすら調べる。というのも、母曰く「小さい虫歯なら、白いレジンで保険適用内で治してもらえる」ということだったから。

すると、職場からも遠くない場所でよさそうな歯科医院Bを発見。HPに「コンポジットレジンでの治療を導入しています」と案内があり、症例写真やメリットなどを説明していました。

 

さっそくその歯医者の予約を取り付け、当日。

歯科医院Aとは違ってこぢんまりしていてちょっと古い院内でしたが、受付のお姉さんの対応が良く、よさそうな歯医者さんだな、という印象でした。

診察台に座り、先生が歯をチェック。「こことここね~」という会話のあと、すぐに削り始める。歯科医院Aではレントゲンもあったし、治療前に詰め物の説明もあったのに、「治療しに来てるんやろ?」というスタンスで有無を言わさず治療が開始してしまった。

最初にセラミックの話とか、他院に行ったことを相談すれば変わっていたのかもしれないと思うけど、そんな暇はなかったし、口開いてチェックかと思ったら削られていたという一瞬の出来事すぎて何もリアクションができなかった。

 

でも、先生の腕が良く、削られてるな~といういやな感覚は多少あるものの、痛みなどは特に感じずに虫歯を取り除く治療が終了。仮の詰め物をしてもらい、1週間おきに1カ所ずつ、計3回通いました。

最終日、「最後の虫歯は範囲が小さかったので、レジンで埋めました。他3本は虫歯が大きかったから、詰め物(インレー)が必要」と言われ、「次回型どりをして、詰め物を作っていきます」とのこと。

歯科医院Aでは4本中、4本すべてセラミックか銀歯でインレー必須と言われましたが、「レジンでよかったんじゃん!」という喜びと「やっぱり全部レジンは無理か~」という残念な気持ちで、「なんで虫歯が小さかった時に治療しなかったんだろう」と後悔しました。

 

受付にて、次回の診療の詳細をきく。「銀歯とセラミックがあります」ここまでは一緒。「セラミックは、1本6万円プラス税だけど、先生から、シシーさんは範囲が狭いので、5万プラス税でいいとのことですね。5万×3本、税込みで16万2000円です」

 

えっっ

高っっっ

 

歯科医院Aが3万8000円で、Bは5万円って。歯科医院Aが高いと思ったからBに乗り換えたのに、まさか歯科医院Aってめちゃ良心的な価格設定の歯医者なんじゃないの・・・

「わ、っかりました~」と内心動揺しながら、次回の予約を取り、歯科医院Bを後にするわたし。

 

ここからインターネッツで「セラミック インレー 価格」「セラミック 安い 大阪」などをひたすら調べる。

しかし、価格をHPで公表している歯科医院はだいたい5万が適正価格のよう。ここにきて、最初の選択「歯科医院A」は間違っていなかったと思い始める。

 

「歯科医院Aは4本ともセラミックって言ったけど、Bは3本で良かったし、B先生は本当に上手だと思う。最初からAで治療していても結局同じ価格になったし・・・Bがめちゃくちゃ高いわけじゃないし・・・」と1週間悩みました。

 

どうしてもお金を節約したいわたしの頭によぎるシナリオ・・・

「虫歯は他院(歯科医院B)で取りましたが、インレーはこちら(歯科医院A)でやりたいんです」というどあつかましい患者になること・・・

 

はたしてそんなことが許されるのだろうか?

次回、わたしのとった行動とその結末とは!

 

(思いのほか長くなったので記事わけます。すいません)